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出産祝いの封筒(ご祝儀袋・のし袋)の書き方・入れ方・包み方を解説!初めてでも失敗しない出産祝いの封筒の基本

出産祝いを現金で贈る場合、封筒としてご祝儀袋(のし袋)を用意します。ただし、お祝い用の封筒には正しい選び方・書き方・包み方のマナーがあります。

このページでは、現金とプレゼントのどちらを贈るべきかという基本から、ご祝儀袋の選び方、水引の種類、表書きや名前・金額の書き方、そしてお札の入れ方まで、初めてでも失敗しないポイントをわかりやすく解説していきます。また、直接渡す場合のタイミングや遠方への送り方、贈る金額の相場についても紹介します。

出産祝いの封筒マナーを押さえて、失礼のない形でお祝いの気持ちを届けましょう。

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記事監修

ブランドディレクター / バイヤー 松橋友里の写真

ブランドディレクター / バイヤー 松橋友里

大手企業で秘書としてキャリアを積んだのち、2013年にギフトショップ HYACCA を立ち上げる。
自身の結婚式で「引き出物の選択肢があまりに限られている」と感じた経験から、“もっと自由に、もっとおしゃれにギフトを選べる世界をつくりたい”という想いを原動力にスタート。以来13年間、国内外のトレンドや文化を読み解きながら、HYACCAらしいスタイルを築いている。
贈り物を通して、日常に小さなときめきと豊かさを感じられるような提案を続けている。

目次

そもそも出産祝いは現金がいい?ギフトがいい?

出産祝いを贈る際、まず悩むのが「現金」と「プレゼント」のどちらが良いかという点です。それぞれに良さがありますが、一般的には相手との関係性によって適した選択が異なります。

友人や同僚など親しい間柄であれば、現金をのし袋に包んで贈っても問題ありません。一方、職場の上司や親戚の目上の方に贈る場合は、現金より品物を選ぶ方が無難でしょう。

現金を贈ることを「味気ない」「生々しい」と感じる方もいるため、お相手の価値観を考慮して判断することが大切です。特に目上の人や年配の方に現金を贈る行為には「これを生活の足しにしてください」という意味合いに受け取られる場合があり、失礼にあたることがあります。

マナーに厳しい相手であれば、出産祝いは現金ではなくプレゼントで贈る方が良いでしょう。もっとも、現金の出産祝いは親しい間柄では喜ばれることも多く、相手が必要なものを選べる利点もあります。

出産祝いは現金でもプレゼントでも贈って構いませんし、現金と品物を両方贈るケースもあります。大切なのは、相手との関係性や好みを踏まえ、失礼のない形でお祝いの気持ちを伝えることです。

出産祝いの封筒(ご祝儀袋・のし袋)の選び方

出産祝いで現金を贈る場合は、必ずご祝儀袋(のし袋)に入れて渡します。ご祝儀袋の選び方にもマナーがあり、デザインや水引の種類は出産祝いにふさわしいものを選ぶことが大切です。

・水引の結び方

出産祝いでは水引は何度も結び直せる「蝶結び」のものを使用します。
蝶結び(花結び)は「何度繰り返しても嬉しいお祝いごと」に用いる結び方で、赤ちゃんの誕生は何度あっても喜ばしいことから、出産祝いの水引は蝶結びが適切とされています。

・水引の色と本数

慶事では紅白の水引を用いるのが一般的で、本数は奇数の5本が基本です。
出産祝いには紅白5本の水引がよいでしょう。7本でも問題ありませんが、本数が多くなるほど贈り物も豪華な印象となるため、お祝いの品とのバランスを考えて選びます。

また、水引が印刷された簡易タイプのご祝儀袋は少額向けとされるため、出産祝いには避けた方が無難です。赤ちゃん誕生という人生の節目のお祝いには、正式な水引付きのご祝儀袋を用意しましょう。

・ご祝儀袋のデザイン

最近では赤ちゃんや動物のモチーフをあしらったパステルカラーの水引や、リボン飾りなど、おしゃれな出産祝い用のご祝儀袋も販売されています。こうした華やかなデザインの封筒は、親しい友人や家族への出産祝いに使うと喜ばれるでしょう。

一方で、カジュアルすぎるデザインはフォーマルな場には不向きです。職場の上司や目上の方への出産祝いには、伝統的な紅白の水引を使った格調高いデザインのものを選ぶと無難です。

・包む金額に合った袋の格

ご祝儀袋は中に包む金額との釣り合いも大切です。金額に対して袋が豪華すぎたり、逆に質素すぎたりしないよう、以下を目安に袋を選びましょう。

出産祝いの封筒(ご祝儀袋・のし袋)の書き方 (画像付き)

ご祝儀袋に文字を書く際にも決まりがあります。ここでは表側の表書き(名目)と贈り主の名前、中袋への金額など、書き方のマナーを解説します。

表書き(名目)の書き方


ご祝儀袋の表書き(おもてがき)とは、水引より上の中央部分に記す、お祝いの目的(名目)のことです。出産祝いでは「御祝」「御出産御祝」「御出産祝」などと書くのが一般的です。

表書きは毛筆もしくは筆ペンを使用し、濃い墨で丁寧に書きます。ボールペンや万年筆の使用、薄墨(弔事用)で書くことはマナー違反なので注意しましょう。

なお、結婚祝いで用いる「寿」の表書きは出産祝いでは用いません。出産祝い用には必ず「御祝」など出産にふさわしい表書きを使用してください。

贈り主の書き方

ご祝儀袋の水引の下段中央には、贈り主(自分)の名前をフルネームで書きます。人数によって名前の書き方が異なるため、以下を参考にしましょう。

  • 個人で贈る場合

    中央にフルネームを書きます。

  • 夫婦で贈る場合

    夫の氏名を中央(またはやや右寄り)に書き、その左側に妻は名前のみ(姓を省略)記入します。
    ※夫婦別姓など別の姓同士で連名にする場合は、それぞれフルネームで並べて書きます。

  • 2〜3名で連名する場合

    目上の人(または代表者)を中央に書き、他の名前は左側に配置します。友人同士など順位がない場合は五十音順に並べ、全員フルネームを同じ大きさで記入しましょう。

  • 4名以上で連名する場合

    代表者の氏名のみ中央に書き、その左側に小さく「外一同」と記入します。他のメンバーの氏名は別紙に全員分記入し、中袋にそのリストを同封して渡します。

中袋の書き方

ご祝儀袋に中袋(中包み)が付属している場合は、中袋にも記入が必要です。


中袋の表面中央には包んだ金額を縦書きで記します。
金額は改ざん防止のため旧字体の漢数字(大字)を用いるのが正式なマナーです。例えば「1万円」は「金壱萬円」のように記します(※金額の頭に「金」、末尾に「円」または「円也」を付け加えるとより丁寧です)。

中袋の裏面左下には、贈り主の住所と氏名も忘れずに記入しましょう。誰からの贈り物かが一目で分かるようにしておくことで、先方が内祝い(お返し)を準備する際にも困りません。住所の番地など数字は漢数字で書くと格式高くなりますが、算用数字で分かりやすく書いても差し支えありません。

出産祝いの封筒への現金の入れ方



出産祝いで現金を包む際は、お札の扱いにも気を配りましょう。基本的に新札(新券)を用意するのがマナーです。これは「赤ちゃんのために前もって準備をして待っていました」というお祝いの心を表すためです。万一新札が用意できない場合は、できるだけ状態の良いお札を使います。

複数のお札を入れる場合は、全て同じ向きに揃えます。中袋へお札を入れる向きにも決まりがあり、中袋を表側から見たときに肖像画が上向きで表面にくるように入れるのがマナーです。封筒からお札を出した際に人物の顔がすぐに正立する状態になるよう意識しましょう。

なお、市販のご祝儀袋で中袋が付いていない場合は、自分で白無地の封筒やA4程度の白い紙を用意し、代わりの中包みとしてお札を包むとよいでしょう。お札を直接ご祝儀袋に包むのは避け、必ず二重に包む形にします。

出産祝いの贈るタイミングと渡し方


出産祝いを贈る時期は、生後すぐではなく赤ちゃんと母親の生活が落ち着く産後2〜3週間頃が目安です。

一般的には生後7日目のお七夜から1ヶ月(お宮参り)の間に贈るとされており、退院後2〜3週間のうちに渡すのが理想的でしょう。出産後1ヶ月近く経つと先方が出産内祝い(お返し)の準備を始める時期になるため、それまでに届くようにします。

もし出産から時間が経ってしまった場合は、無理に「出産祝い」とせず、代わりにお子様の誕生祝い(お誕生日祝い)として贈っても差し支えありません。

直接手渡しする場合のマナーも確認しておきましょう。

ご祝儀袋はむき出しで持ち運ばず、必ず袱紗(ふくさ)に包んで持参します。訪問先で手渡す際には、袱紗からご祝儀袋を静かに取り出し、表書きが相手から読める向きにして両手で差し出します。袱紗は赤やピンク、オレンジなど華やかな色のもの(または慶弔両用の紫色)を用いると良いでしょう。
渡す際には「この度はおめでとうございます」などと一言お祝いの言葉をかけると、より気持ちが伝わります。

遠方に住んでいて直接渡せない場合は、現金書留郵便を利用してご祝儀袋を送る方法があります。
郵便局で専用の現金書留封筒を入手し、宛先と差出人を書いて、中に現金を入れたご祝儀袋を封入して送ります。現金を普通郵便で送るのはリスクが高いため、必ず現金書留を利用しましょう。あわせて、お祝いのメッセージを書いた手紙を同封すると丁寧です。

出産祝いを現金で渡す場合の金額相場

最後に、出産祝いとして包む現金の相場を間柄別に確認しておきましょう。

金額は贈る相手との関係性によって異なります。少なすぎると失礼になり、多すぎてもお返しの負担をかけてしまうため、相場を参考に適切な額を包むことが大切です。

※「4(死)」や「9(苦)」の数字がつく金額(例:4万円、9千円)は縁起が悪いため避けましょう。

まとめ

出産祝いの封筒マナーについて、基本のポイントを解説しました。
ご祝儀袋の選び方から書き方、お金の包み方、渡すタイミングや金額相場まで押さえておけば、初めてでも失敗せずにお祝いの気持ちを届けられるでしょう。

HYACCAでは、相場やマナーに沿った実用的で特別感のあるギフトを豊富にご用意しております。
大切な方の笑顔を思い浮かべながら、心に残る一品をぜひ見つけてくださいね◎

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